西宮市議会 2021-03-16
令和 3年 3月16日予算特別委員会建設分科会−03月16日-01号
■
出席委員
大 原 智 (主査)
や の 正 史 (副主査)
川 村 よしと
河 本 圭 司
草 加 智 清
花 岡 ゆたか
町 田 博 喜
■
欠席委員
な し
■
委員外議員等
山 田 ますと (委員長)
■
傍聴議員
な し
■説明員(
西宮市議会委員会条例第19条による)
市長 石 井 登志郎
(
都市局)
都市局長 芦 田 隆 仁
都市総括室長 溝 口 勝 也
都市総務課長 高須賀 雅 一
市街地整備課長 上 河 潔 史
市街地整備課担当課長
樋 口 克 利
すまい
づくり推進課長
岩 田 宏 之
建築・
開発指導部長
吹 田 浩 一
建築調整課長 松 浦 宏 欣
開発指導課長 村 井 康 一
開発審査課長 東 勝 之
建築指導課長 山 岡 道 則
住宅部長 原 敬 幸
住宅調整課長 富 山 裕 康
住宅管理課長 田 村 英 男
住宅入居・
家賃課長
瀬 川 健
住宅整備課長 竹 嶋 直 樹
(午前9時58分開会)
○
大原智 主査
皆様、おはようございます。
ただいまから
予算特別委員会建設分科会を開会します。
この際、お諮りします。
本
分科会の
審査日程及び順序につきましては、タブレットに配信のとおりとしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
大原智 主査
異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。
なお、予算・
決算特別委員会各
分科会におきましては、審査の効率化・合理化を図る観点から、
総括課長が口頭で行っていた説明は
配付資料に記載すること、必要な事項があれば局長の
概要説明で補足すること、以上のように
議会運営委員会において確認されておりますので、御承知おきください。
ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。
各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるように心がけてください。
なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、主査において
議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。
また、御自身の質疑が終了した後も
関連質問は認められております。
関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。
委員の皆様には、
委員会質疑に当たっての
注意事項をお手元に配付しております。各自、質疑に際しては改めて御確認いただきますようお願い申し上げます。
質疑通告の告知については、今日は丁寧にお願いしたいと思います。
これより
審査日程に従い審査に入ります。
この際、当局に申し上げます。
説明の際は、
新規事業あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについては重点的かつ簡潔に、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いいたします。
なお、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの
政策提案に対し反対の意見または
建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。
初めに、
都市局所管予算の概要について説明があります。
◎
都市局長
令和3年度当初予算につきまして、
都市局所管分の概要を御説明いたします。
なお、説明には、事前にお配りしておりますA4横の資料を使用させていただきます。
都市局の予算は、
一般会計及び
公共用地買収事業特別会計の2会計でございます。
では最初に、
一般会計の歳出から御説明いたします。
資料の5ページをお開きください。
ページ一番下の合計欄でございますが、
歳出総額は42億5,972万6,000円で、前年度に比べ5億3,023万2,000円、11.……
○
大原智 主査
局長、一旦よろしいでしょうか。
ここで
予算特別委員長の挨拶があります。
○山田ますと 委員長
皆さん、おはようございます。
予算特別委員会建設分科会の開会に際し、私からお願いを兼ねまして一言御挨拶申し上げます。
委員の皆様方には、連日の本会議と
常任委員会に引き続いての会議で、大変お疲れのことと思います。
本日から審査をお願いしております令和3年度の各予算案につきまして、さらに精力的に御審査賜りまして、適切なる結論を得ていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
簡単ではありますが、開会の挨拶とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○
大原智 主査
続いて、市長の挨拶があります。
◎市長
おはようございます。
私からも一言御挨拶申し上げます。
本会議、
常任委員会に引き続きまして、本日より令和3年度
一般会計及び
特別会計予算ほかの御審査を頂きます。
連日にわたりお疲れのことと存じますが、当
分科会に付託されております
所管科目につきまして、何とぞ慎重御審査の上、御承認賜りますようお願いいたしまして、挨拶とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○
大原智 主査
では、局長、引き続き
概要説明をお願いいたします。
◎
都市局長
先ほどの前年度比から始めさせていただきます。
前年度に比べ5億3,023万2,000円、11.1%の減となっております。
主な
増減理由でございますが、前に戻りまして、4ページ一番上の職員の給与費では、
都市計画部を政策局へ組織改正したことなどにより2億2,677万2,000円の減、同じページ中ほどの
樋ノ口土地区画整理事業費では、
土地区画整理組合補助金として9,200万円の増、その下の
武庫川広田線整備事業費では、
用地買収などの
事業進捗により7,908万円の減、次のページ、5ページの中ほど、
市営住宅整備事業費では、分銅町・末広町
住宅整備事業の進捗などにより1億5,802万6,000円の減、その下の
市営住宅等改修事業費では、
外壁改修工事などにより6,238万8,000円の減などとなっております。
次に、
一般会計の歳入についてでございます。
前に戻りまして、資料の3ページのほうをお開きください。
ページ一番下の合計欄でございますが、
歳入総額は29億2,945万2,000円で、前年度に比べ5,276万2,000円、1.8%の減となっております。
主な
増減理由でございますが、前に戻りまして、1ページの一番上、使用料及び手数料では、
入居戸数の減少などによる
市営住宅等家賃収入の減など合わせて735万9,000円の減、次のページ、2ページの一番上、
国庫支出金では、右の主な
増減理由などの欄にありますように、先ほど歳出で御説明した各事業費の増減に連動し、合わせて1,732万9,000円の減、同じページの中ほど、
県支出金では、
耐震化促進事業に係る
県補助金が
特別交付税措置となることなどにより合わせて1,991万7,000円の減、3ページの一番上、諸収入では、
住宅資金融資の
償還進捗による預託金の減など合わせて658万4,000円の減などとなっております。
次に、
特別会計についてです。
資料の6ページをお開きください。
公共用地買収事業特別会計は、
区画整理事業による
事業用地の取得・売却や用地の
維持管理に係る経費でございます。
予算総額は、歳入、
歳出ともに171万円で、前年度に比べ19万円、10%減となっております。
次に、主な事業についてでございます。
資料9ページですね、次のページになります。
資料1の
樋ノ口土地区画整理事業では、
組合施行による
土地区画整理事業を実施し、市は、
土地区画整理法に基づき必要な支援を行ってまいります。
次のページ、資料2の
武庫川広田線整備事業では、引き続き
業務委託を活用した
用地取得を進めてまいります。
次のページ、資料3の
市営住宅等整備・
改修事業は、平成24年度に策定した
西宮市営住宅整備・
管理計画に基づき、
市営住宅の
建て替え・改修などの事業を実施いたします。
建て替え事業としては、令和元年度から引き続き、
PFI方式により分銅町・末広町住宅建替事業を進めるとともに、階段室型の東鳴尾町1丁目住宅3号棟において
エレベーター設置工事に着手いたします。また、
改修事業では、
岡田山住宅などの
外壁改修工事を行うとともに、森下町27号棟などの
エレベーター改修工事を実施いたします。
その他の主要な事業につきましては、別途お配りしております令和3年度主要な
事業等の概要を御参照ください。
以上が
都市局新
年度予算の全体概要でございます。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○
大原智 主査
予算概要の説明は終わりました。
まず、議案第302号令和3年度西宮市
一般会計予算のうち
都市局分を議題とします。
当局の説明は
資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
◆
町田博喜 委員
一問一答で2問、1点目が
市営住宅等管理業務についてと、2点目が
市営住宅等整備事業について、
市営住宅だけです。
まず、
管理業務の分で、頂いている資料の1ページ、先ほど局長のほうからも御説明がありましたように、使用料の関係なんですけども、
家賃収入が430万4,000円減になっている、収入がね。この理由が
入居戸数の減というふうに、こう書かれているんですけど、当然
建て替えも進んでいるということは分かるんですけど、ただその反面、令和元年度の
市営住宅の
募集戸数を見たら124戸で、申込数が2,275、単純に割ってみたら倍率が18.3倍になるんですよ。この状態の中でどうなのかなと。あと、入居率のほうも、これは決算のときも同じような話をしたと思うんですけども、ただ、95%を目指していくと言いながら80%前半になっているというのがちょっとあって、困っているのにほんと遊んでいる――遊んでいると言うたら失礼。空いている
市営住宅の戸数というたら、ころころ
建て替えしているから、建て替わったら新しくできるし、
建て替えするところは出ていってもらわなあかんから、確かに入居させないというのは分かるんですけど、この辺はどんな方向性になっているのか、まず全体的に漠としたことを聞かせていただけますか。
◎
住宅整備課長
御質問にありましたように、今現在、
市営住宅の
建て替え事業をしておりまして、その際に、まず、
建て替えの対象になっております住宅のほうにつきましては、いわゆる
公募停止、政策的な空き家として確保しております。プラスアルファ、
建て替えにおきましては、必ず仮移転というのが伴いますので、そちらの移転先としまして、一定、その周辺ですとかその他の住宅を、公募を止めまして、移転先として確保しております。ただ、それぞれの仮移転される方の御事情に応じまして、あっせんなりお部屋の案内をさせていただいてますもので、全ての方のニーズにお応えするということがなかなか難しい中で、できるだけ多岐にわたる住宅を確保しているということで、一定、ちょっと多くの空き家を抱えてしまっている状況ではあるかと思います。
ただ、先般、議会のほうでも答弁させていただきましたけども、それらの
空き住戸におきまして、できるだけ精査しまして、倍率が多い中で、あまり仮移転用の住戸として活用が難しいような住戸ですとか
一定人気がありそうな住戸につきましては、やはり少しずつ公募のほうに回していきまして、できるだけ空き家の削減のほうにつなげてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◆
町田博喜 委員
ありがとうございました。
それで、数値があるかどうか分からないんですけども、分かる範囲で、大体月平均何戸ぐらい空き家ってあるんですか。それが分かるようでしたら。多少前後はすると思うんですよ。
◎
住宅入居・
家賃課長
ざっくりした数字になるんですけれども、年間300件強、返還がありますので、12で割ったら大体30弱ぐらいであります。
以上です。
◆
町田博喜 委員
ありがとうございました。
返還があったら、その分、まず入居を――期間を置かなあかんと思いますけど、内装をようしたりせなあかんと思うんですけど、やっぱり困っている人もいるわけですから、できるだけ空き家の期間を短くして、住み替えのための住居も確保せなあかんというのも分かるんですけども、しっかり見極めをつけて募集していただきたいなと。収入も減というようなことがないように努力していただきたいなと思います。
ここは以上です。
次に、
住宅等整備事業についてなんですけども、今回の予算で、最後の表で地図を見せていただきましたら、うちの会派の中でも、階段室型というんですか、ここに
エレベーターをつけるということで、まず東鳴尾3号棟やから、1号棟、2号棟、3号棟とあって、最後につけるんかなと思うんですけど、対象となる住宅が何ぼあって、今どれぐらい終わっているのかというのは、数字的には出るんですか。
◎
住宅整備課長
階段室型住棟への
エレベーター設置についてお答えいたします。
まず、
対象住棟なんですけども、先ほど御指摘いただきました東鳴尾町1丁目3号棟、これにつきましては、実は昨年度、
設置住棟の見直しを行いまして、それまでは、設置の条件としまして、入居されているいわゆる
全戸同意、全世帯の同意で設置するということになっておりました。それに基づく
設置住棟としまして、この東鳴尾1丁目3号棟の1棟につきまして、見直し前の基準でもって整備することにしております。それから、見直し後の対象となりましたのは、大社町の2・3号棟、
上ケ原八番町の10・13・16・18号棟、上ケ原十番町の1・2・4号棟の合計9棟ございまして、今後は、先ほど申しました東鳴尾町の住棟も含めまして10棟を
対象住棟としております。
それから、申しました見直し後の
対象住棟の9棟につきましては、これまで、
全戸同意ではなくて、設置を促していくということも考えの中にありましたもので、入居されている世帯のうちの4分の3以上の同意が確認できましたら
エレベーターを設置していくという方針でもって設置を今後していきたいと考えております。
以上です。
◆
町田博喜 委員
分かりました。
4分の3の同意が取れればということなんですけど、そしたら、この同意が取れれば
予算措置というのはうまいことできるんですか、それだけ、方向性だけ、財政にもよると思うんですけど。お願いします。
◎
住宅整備課長
こちらにつきましては、御指摘いただきましたように、4分の3の同意が取れるか取れないかというのは、家賃の上昇ですとか、様々な御説明をさせていただいた上で、御理解いただいて同意の確認をするという流れになりますので、まずは
予算措置をさせていただきまして、その上で同意を確認して、同意が得られたらそのまま事業をスタートしていくという、そのような流れで考えさせていただきたいと思っております。
以上です。
◆
町田博喜 委員
分かりました。
要望はちょこちょこと聞きますので、できる限り4分の3の同意が取れますよう、市として御尽力いただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
もう一つ、これに関連して、
工事場所の地図みたいなやつで、
上ケ原八番町で
駐車場工事とあるんですけど、これは確認だけですけど、
包括外部監査で指摘されたと思うんですけど、この指摘に対する工事かどうか、もともとから計画しておったのかどうかということだけ確認させていただければと思います。
◎
住宅管理課長
今回の
上ケ原八番町の
駐車場整備工事につきましては、
包括外部監査以前から、
上ケ原八番町の
不正駐車に対する対策の一つとして
駐車場整備を考えております。
以上でございます。
◆
町田博喜 委員
ありがとうございました。
収入のほうを見ても、駐車場の使用料も下がっていっているし、きっちり料金を取れるところから公平に、不平等のないように整備は進めていただきたいなということだけお願いしておきます。
以上で終わります。
◆
草加智清 委員
一問一答で5点ほど聞きたいと思います。簡単に聞きたいと思います。
市営住宅整備事業の中の分銅町・末広町
住宅整備事業、それと、今、
町田委員が質問されましたけれど、
階段室型住棟エレベーターの
整備事業、それと、これも今、
町田委員が聞かれましたけど、関連で
市営住宅における
不正駐車ですね。それと、
武庫川広田線整備事業、甲子園駅
改善等整備事業、以上5点、一問一答で簡単にお聞きしたいと思います。
まず、分銅町・末広町の
住宅整備事業ですね。
まず、今後の予定をお聞かせください。
◎
住宅整備課長
市営分銅町・末広町住宅の
整備事業の今後の予定ですけども、まず、現在、
新築工事のほうの
躯体工事と、一部の内装ですとか
設備工事を行っております。工期末は今年の9月末ということで、そちらの完成に向けて現在工事を進めております。
今後、工事が完了しましたら、10月の上旬から、現在城ケ堀町
住宅等に仮移転されているもともとの入居者の方ですとか、あと、城ケ堀町住宅と江上町住宅に現在お住まいの入居者の方の一部がこちらの分銅町・末広町住宅の
完成住宅のほうへ移転してこられる予定となっております。
以上です。
◆
草加智清 委員
ありがとうございます。
次に、3月補正で今
年度予算の一部を来年度に繰越しを予定していると説明があったと思うんやけど、工程が遅れているのか、また、その理由ですね、それをお聞かせください。
◎
住宅整備課長
工事のほうの工程の遅れ、それから、その理由につきましてお答えいたします。
工程としましては、当初の予定からおよそ1か月から2か月程度の遅れとなっております。
遅れている原因といたしましては、コロナの影響で現場の職員が予定よりも集まらなかったという状況があったことですとか、あと、近隣様への配慮としまして、
仮設工事のほうですね、具体的には
掘削工事、土工事の際に地盤の崩落を防ぐ
土留め工事の
施工方法を見直したことなどによりまして遅れが生じております。しかしながら、ある程度工程につきましては余裕を見込んでおりましたことから、工期末の延長は予定しておりません。
以上です。
◆
草加智清 委員
ありがとうございます。
前のときにもこれまで聞いた経過があるんやけど、現場に苦情というか、それは入ってませんか。
◎
住宅整備課長
現場への苦情とそれへの対応につきましてですけども、近隣から頂いた苦情としましては、2点ございまして、まず、大きな音のしない軽作業であるというふうな認識で、少し早くから、早朝から仮設の作業をしておりましたことがありまして、こちらにつきまして、時間外で工事をしているんじゃないかということで苦情を頂きました。そのため、現場におきましては、改めて、近隣に周知しています作業時間ですとか
作業内容につきまして厳守するようにということで、そちらの徹底を指示いたしました。
もう1点なんですけれども、コンクリートの打設工事をしておりました際に、
ミキサー車の通行の際に近隣の交通を優先していないのではないかとの苦情がございました。そのため、
幹線道路から進入しまして細い道に曲がってくるんですけども、そちらの交差点の辺りにガードマンを配置させていただいたり、あと、
工事車両の最徐行ですとか
第三者優先という形で、こちらを徹底するようにということで再度指導しております。
いずれにせよ、
指導徹底不足の点がありましたことにつきましては、申し訳ございませんでした。
以上です。
◆
草加智清 委員
ありがとうございます。
この
市営住宅の
建て替えの場所ですね、当初から、住宅が密集していて、保育所あり、お寺あり、いろいろお店というか銭湯もあり、そういうのが密集して、道路も狭くて、当初からくれぐれもいろいろ配慮して工事を進めるようにということは要望していたと思うんですけど、やはりそういうことがあったということで、こんなことを今後繰り返さないように、その辺はまた改めて要望しておきますので、お願いしますね。
コロナ禍ですから、全体の建物の説明会というのはできてなかったと思うんですけど、それを個々に建物の図面を持って説明とかに回られたと思うんですけども、そのときに、設計者の方が回られたと聞いているんですけど、市の職員の方も一緒に同行してそのときは回られたのか、その1点だけ聞きたい。
◎
住宅整備課長
御説明の際には、市の職員も同席しておりました。
以上です。
◆
草加智清 委員
これ以上質問はしませんけど、個々の説明に回られたときに職員も同行されていたということなんだけど、今回のこの
市営住宅の北側の住民の方で、設計者の説明の捉え方というんですかな、僕らは現場におったわけやないですから正確なことは分からんのやけども、説明はされたと思うんですよ、図面も見せてね。それが、情報が正しく伝わってなかったというか、その辺がありましたのでね。実際に建物が建っていくと、当初説明されたときのことと全然違っていたというんですかな、非常に圧迫感を受けるというんですかな、そういうこともあったらしいので、その辺も、今後のこういう
市営住宅の進め方の場合に十分気をつけて、細かい配慮というんですかな、その辺、この経験というんですかな、こんなことが今後ないように、やはりずうっとその建物が建って、その感覚で、その方と
市営住宅との距離感というんですかな、その辺は多分十分に説明されたはずなんだけども、うまいこと伝わってなかったというのか、そういうこともあったらしいので、十分今後、そんな細かい配慮も、市の職員も同行されているんでしたら、気をつけて対応していただきたいな、このように思いますので、よろしくお願いいたします。
この件は以上です。
次に、
町田委員も質問された
階段室型住棟エレベーター設置事業ですな。
先ほど答弁はあったので、この事業で
エレベーターを設置するところは
バリアフリー化していくというふうなことで、
事務事業評価のほうにも目標設定されてあったんやけども、全てというのかな、完全に
バリアフリー化になっていくのか、その辺、1点だけ確認しておきたいと思います。
◎
住宅整備課長
階段室型住棟に
エレベーターを設置するに当たりまして
バリアフリー化されるかという点につきましては、既存の住棟のほうに
エレベーターを設置するという関係がありますので、どうしても乗り場の
設置位置が階段の途中にあります踊り場になることになります。ですので、少ないところでしたら2段程度なんですけども、やはり数段、階段が残るということになります。ですけど、ほぼ
バリアフリーの状況になるということから、5階建ての住棟も含まれておりますので、中層階以上にお住まいの方におかれましては、階段の
上り下りの御負担は随分減らすことができるのではないかというふうには認識しております。
以上です。
◆
草加智清 委員
ありがとうございます。
完全に、パーフェクトに
バリアフリーは無理にしても、できるだけ
バリアフリーを目指して、目標にして、できる限りしていただきたいなと思いますので、これも要望しておきます。
この件は以上で結構です。
それと、
市営住宅に関連して、
不正駐車について簡単に聞いておきたいと思います。
これまでも状況を聞いてきた経過もあるんですけども、今回、
上ケ原八番町住宅で
駐車場整備工事の予算が計上されてますけど、これまでの進捗状況も併せて、
不正駐車に対してどのような対応をされてきたのか、聞いておきたいと思います。
◎
住宅管理課長
平成30年6月議会の一般質問で御質問がありました以降の
市営住宅の
不正駐車対策の対応について御説明させていただきます。
平成30年8月から11月までの間に、全
市営住宅を対象に18回の
不正駐車の実態調査、これは早朝、昼間、夜間、土・日を対象に行ってまいりました。その結果、常態的に多くの
不正駐車が確認された団地につきましては、5団地ございます。一ケ谷町団地、久寿川団地、今回
包括外部監査でも御指摘がありました上ケ原地区の上ケ原七番町団地、
上ケ原八番町の5から10号棟団地、
上ケ原八番町の11から18号棟団地でございます。そのため、令和元年度より
不正駐車に向けた市の方針を示しまして、各住宅の管理運営委員会と協議を進めて
不正駐車対策を進めてまいりました。
進捗状況といたしましては、令和元年度は、今津久寿川団地の
駐車場整備と改良を行いまして、一定
不正駐車の解消を行いました。今年度の令和2年度につきましては、
上ケ原八番町の11から18号棟団地及び一ケ谷団地の2団地について解消を目的に
駐車場整備等を予定しておりましたが、
上ケ原八番町の11から18号棟団地は、
コロナ禍の影響により住宅の管理運営委員会及び入居者との協議が行えず、今年度は
不正駐車の解消には至っておりません。しかしながら、一ケ谷団地につきましては、駐車台数も少ないこと、対象の住民も少ないこともあった関係で、一定
駐車場整備を行いまして、常態化した
不正駐車は一定解消されました。
今年度延期になりました
上ケ原八番町の11から18号棟団地の
不正駐車対策につきましては、令和3年度に予算計上しております。来年度に
駐車場整備工事を含めた
不正駐車対策を行う予定でございます。
以上でございます。
◆
草加智清 委員
ありがとうございます。
これまでそれなりにしっかり取り組んでいただいて、ある時期は全然取り組んでいただけなかった時期もあったんやけど、しっかり取り組んでいただいているなと思いますけどね。今こんな
コロナ禍で、コロナの収束がいつ頃になるか分からんような状況やけども、いつまでに
市営住宅の
不正駐車を解消させる目標というのか、その辺だけ聞いておきたいと思います。答えられる範囲で、こんな
コロナ禍ですけど、その辺だけ1点、聞いておきたいと思います。
◎
住宅管理課長
全ての
不正駐車を解消する時期につきましては、現在、
コロナ禍の関係で地元協議が思うように行えない、こういった状況でありますけれども、その関係で具体的にお示しすることはできませんが、基本、令和5年度までには管理運営委員会等と
不正駐車の解消に向けた方針を説明いたしまして、駐車場の整備や車止め設置を行いまして、今後、
不正駐車を解消していきたいと考えております。
以上でございます。
◆
草加智清 委員
ありがとうございます。
コロナ禍で本当に大変な環境の中ですけど、目標というのはやっぱり必要やと思いますので、なかなか大変やと思いますけど、今後もしっかり
不正駐車の対策に取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
この件は以上で結構です。
次が武庫川広田線ですかな。
この事業は、
用地買収を民間委託した初めてのところだったと記憶しているんですが、メリットというんですか、今の時点で、進捗状況を含めて効果があったのか、それをお聞きしたいと思います。
◎
市街地整備課長
今年度2月末時点までで、今年度につきましては、区分所有マンションの敷地約30平方メートルほか5筆の60平米につきまして土地売買契約を締結できましたので、全体で96%が土地売買契約済みとなっております。引渡し済みの面積は全体の90%となっているということで、平成30年度から令和2年度の3か年で90%の用地を取得するという計画で委託してまいりましたので、予定以上に現在のところ進捗しているという状況になっていると考えております。
◆
草加智清 委員
進んでいると。改めて聞きますけども、その効果というんですかメリットというんですか、その点だけお聞かせください。
◎
市街地整備課長
委員御指摘のとおり、予定以上に進捗しておりまして、ここまでのところ、外部委託の効果はあったと言えると考えております。また、
用地買収に係る人材が限られている状況であっても、外部委託すれば、街路
事業等、
用地買収を伴う事業を進めることができるということが分かったというのは成果であったというふうに思っております。さらに、市の担当者も、委託先の担当者の仕事ぶりから
用地買収のノウハウを吸収することができている、この点でもメリットはあったかなというふうに考えております。
◆
草加智清 委員
ありがとうございます。
確かな数字は記憶してないんですが、委託料というのかな、2億円近く費用が要ったと思うんですけど、今回の民間委託したことによっての一定の効果があったということで、ノウハウも含めて、今後どんどんさらに何点もメリットが挙げられるように、費用対効果というんですかな、その辺のことも十分今後取り組んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
この件は以上で結構です。
最後、5点目、阪神甲子園高架下の歩道照明について簡単にお聞きしておきたいと思います。
昨年12月議会の一般質問で取り上げさせていただいたんですけども、たしかそのときの答弁では、地域の連合自治会と共に県に要望していくというふうなことの答弁やったと記憶しているんですが、その後の要望、協議の状況ですね、それをまず1点、お聞きしたいと思います。
◎
市街地整備課長
昨年11月下旬の日没後に市において高架下歩道の照度――明るさを測定し、駅構内からの明かりだけでは適切な歩道の明るさは確保できていないということを確認しております。連合自治会にこの資料を提供いたしまして、この資料を持って連合自治会の方は、昨年12月に県へ当該高架下への歩道照明設置要望を行われましたけども、設置するとの回答は残念ながら得られませんでした。連合自治会としては、今後、阪神電鉄に対しても要望を行われると聞いておりますが、今後とも、市といたしましては、地域と連携し、県へ粘り強く要望してまいりたいと考えております。
以上です。
◆
草加智清 委員
ありがとうございます。
阪神甲子園駅ですから、普通の駅やないですよね。全国的に注目された駅で、なぜあの状況、ほんとに日が暮れる寸前になったら真っ暗けになるんですよね。見てもらったら一目瞭然なんだけど、県は何で設置しようとしないのか、これまで県と市と阪神も含めて共同して進めてきた事業ですし、駅も立派に、屋根もついて、本当に生まれ変わった立派な駅になっているのに、なぜあの真っ暗なままで、どういう認識をされておるのかと思うんですけど、なぜ県は照明を設置しようとしないのか、それを聞かせてください。
◎
市街地整備課長
県としては、道路を管理する管理規定というのが県のほうでございまして、県道には、駅から周辺の官公庁施設や障害者支援施設等福祉施設などへの通常多数の高齢者や障害者等の移動が行われる経路として、
バリアフリー法による特定道路に指定された歩道のみに照明を設置するということにされているとのことで、そのような理由で、当該高架下の歩道区間は特定道路に指定されていないため、歩道の照明はできないということでございました。
◆
草加智清 委員
繰り返しになりますけど、そういうコラボレーションして事業を進めてきたところですのに、僕は、特別高価なものじゃなく、普通、照明設置となったら、正確な数字は別として、大体どれぐらいの費用が照明設置に必要なのか。高価なそういうのじゃなくて、普通の感覚というんですかな――そういう駅にふさわしい照明をつけていただきたい、僕はそういう思いはありますけども、特別高価とかそういうものじゃなくて、普通、照明を設置する場合、どれぐらいの費用が要るのか、それを教えてください。
◎
市街地整備課長
きっちり計画して積算したわけではございませんけども、1,000万円あれば設置は可能かなというふうに考えてございます。
◆
草加智清 委員
それやったら何でつけていただけないのか、質問はもうやめますけど、最後に意見、要望だけ言いますけど、駅周辺には、阪神タイガースのホームグラウンド、また、全国の高校球児――もうすぐ春の選抜が今年は開催されますけど、聖地としてその存在か知られている甲子園球場ですよね。子供向け商業体験施設のキッザニアを併設した大型商業施設のららぽーと甲子園が立地しており、県内外の多くの方をお迎えする玄関口として、阪神甲子園駅は大きな役割を担っていると思います。このことを、規制やあれはあるか知らんけど、県のほうにも再認識していただいて、これまで共同して進めてきた
整備事業であることも踏まえて、これまでと同じ要望方法というんですかな、繰り返すのではなくて、県のほうへの要望の戦略というんですかな、あの手この手というんですかな、僕は表現力が乏しいんですけど、戦法をよく考えていただいて、決して諦めずに、また対応というんですかな、強く要望していただきたいと改めて強く要望しておきます。市としてはできることはやっていただいているんですよ、これまでの流れの中でね。その辺は十分理解してますねんけども、その辺、強く改めて要望しておきますので、よろしくお願いしたいと思います。
結構です。
以上です。
◆川村よしと 委員
一問一答で2点です。1点目が武庫川新駅についてで、もう1点が開発指導関係の事務についてなんですけど。
まず、武庫川新駅なんですけど、予算もそうですし、例えば
事務事業評価を見てもそうなんですけど、例年、似たような記載がずっと続いておりまして、正直言って、進んでいる感が全くないように見受けられるんですが、一方で、石井市長のマニフェストに武庫川新駅の新設というのがあったかと思うんですよ。ホームページの記載をそのまま申し上げると、「長年、できると言われて久しい阪急武庫川新駅(仮称)。地域住民の願いであるだけでなく、近隣の駅の駐輪場問題を緩和したり、地域の開発によって固定資産税収入が増えることなどが見込まれています。また、駅が身近にできることは、「歩いて暮らせるまちづくり」に向けた、市のメッセージを発することにもなります。スピード感を持って課題に向かいたいと思います!」というふうに書かれておりましたが、繰り返しになるんですけど、別に市長が替わったからといって、これはスピード感が出たようには全然見えなくて、資料上でも記載は特に何ら変わらないというか、むしろ事業費に関してはどんどん減ってきているような感じなんですね。これは石井市長になってからスピード感が増したんですかという質問から始めたいんですけど、皆さん、どのように見られてますか。
◎
都市総務課長
申し訳ございません、武庫川新駅につきましては、
都市計画部の所管でございまして、政策局のほうの所管となっておりますので、
都市局では、新駅設置となった場合に、接道であるとか駅前の整備ですとか、そういったところを担当させていただいております。
以上でございます。
◆川村よしと 委員
そうじゃないんですよ。今おっしゃったことは十分分かっているんですよ。分かって僕がこの場で聞いているということの意味を考えてほしいなと思っていて、スピード感を持ってやります、政策ですと。スピード感が出ているのであれば、局をまたいでしっかりと連携がこれまで以上にできていてほしいなと思って言っているんですよ。そういう意味でのスピード感が出たんですかという意図で質問してます。
◎
市街地整備課長
都市計画部と我々は密に打合せは当然行ってやっておるのですが、御存じかと思いますが、尼崎市がなかなか同意をしない状況で、同意しないことには新駅は設置できないというふうに我々は聞いておりまして、しかも、今年、
コロナ禍でパンデミックが起こってしまいましたので、より一層尼崎市そのものが同意しにくい状況にある中で、彼らとしては一生懸命4者で協議は進めているという状況でございます。私どもとしては、当然、新駅が設置されるとなれば、それに向かって、周辺整備、アクセス道路等の整備の計画を進めて、着実に整備を進めていくというのが我々の責務だと思ってますので、今後も連絡を密にしながらやるということは考えておりますけども、スピード感という点で言われますと、スピードが上がったということはないかなというふうに今考えてございます。
◆川村よしと 委員
ありがとうございます。スピード感が上がったかどうかで言うと上がってないという御答弁でした。ただ、スピード感を上げてやりますとマニフェストで言われてますし、僕ら――僕以外もそうかもしれないんですけど、マニフェストのことを一般質問だったりこういう委員会の場で言うのって、市長と同じく、我々も選挙で選ばれている立場なので、選挙で言っていることってめちゃめちゃ重いんですよ。だから聞いているんです。皆さんと我々はまた立場が違うので、実際の細かい実務のところまで我々はちょっと存じ上げない部分があるので、少し失礼な物言いになったら申し訳ないんですけど、ただ、やっぱり選挙のときにあれだけ掲げて言っているわけですから、本当にスピード感を持ってやってほしいですし、むしろ、部署が違うのでとか、計画のほうはあっちなのでとかじゃなくて、皆さんのほうからぜひ市長のほうをどんどん、どんどん突き上げてやってほしいなというふうに僕は思うんです。
というのも、ある住民の方から僕は連絡を頂きまして、シンプルに、いつ駅はできるんですかと。正直、自分が議員になる前から、もう10年以上前から言われていた話なので、もう10年、20年スパンの話で、ちょっと語弊があると申し訳ないんですけど、住民の方で、いつ駅ができるのかな、できたらいいのになと言っていた方が例えばもう亡くなっちゃったよとかいうことまで僕は言われたんですよ。正直、返す言葉がありませんでした。じゃあ実際にスピード感を持ってやれているんかというと、そうじゃない、理由は、いや、尼崎が首を縦に振らないのでと。じゃあ、首を縦に振ってもらうためにどういう動きが必要なんですかとか、そういうところまでやっぱり考えてやっていってほしいですし、それこそ何回会議をしたんですか、尼崎市さんと令和3年度で何回交渉するつもりなんですかとか、そういう話を今聞いてもいいですよ。聞いてもいいけど、多分あんまりいい答弁は来ないと思うので、今後、うちの会派で言うと坂上議員が熱心にこの問題を取り組んでおられるので、また何かアプローチがあるかと思いますけど、やります、やりますと言っていて、結局送りバントのような資料がずっと続いていて、何がどうなったのか結局分からない。その繰り返しはあまりに不毛だと思うので、いいかげんにけりをつけるためにどうするのかというところ――極論、やらないんならやらない、それでもいいと思うんですよ。しっかり決着をつけるべきだと思うので、決着をつけるための計画をスピード感を持ってやってくださいということを要望しまして、これは終わります。
もう1点が開発指導の関係なんですけど、新しく何か事業者の方が建物を建てますとかいう場面で、当然、許可の申請が入るじゃないですか。僕が相談を受けた例なんですけど、段上町に家族葬の葬儀屋さんが来ますという話が――実際に今もうできちゃっているんですけど、できたんですが、土地とかの面積によって住民説明会を開かなきゃ駄目か開かなくていいかというのが決まっていたと思うんですよ。当然、その面積が少なければ開かなくていいのでそのまま進みますよと。逆に、面積が大きければ、規定の面積にいっていれば住民説明会をちゃんと開いてくださいということだと思うんですけど、そのケースが、住民説明会を開かなくていい面積にそもそも収まっている形だったんですが、最終的に隣接している土地を後で買い足して、工事をスタートさせるときには――しかも、葬儀場なので、周りの人はあんまり喜ばないというか、歓迎される施設では残念ながらなかったので、説明会を開かなくていい段取りで最初は事業を進めて、途中から、もう今は既に多分土地は買い足されているはずなんですよ、駐車場か何かで。後から買い足されて、そもそも買い足される面積も含めれば住民説明会を開かなきゃ駄目だったんですけど、開かなくて済むようなアプローチで進めたという、よくある手法かなというふうに見受けられるんですけど、ただ、それで近隣の住民の方がえらく御立腹してしまって。というのも、近隣の御家庭に、あしたから工事が始まりますよみたいなチラシが、数軒、3軒か4軒と聞いているんです。本当に3軒か4軒入ったぐらいで始まってしまったと。ちょっと道の見通しも悪いところだったので、子供たちとか近隣の人への安全対策というのもどうなんだ、みんなが疑問に思ったまま始めちゃいましたというところで、許可の申請の段階でこういうふうに段階的に土地を増やして、最初の段階では説明会を開かなくていいようにしながら、後で買い足すような事例というのは、西宮市においてですけど、結構見受けられるものなのかどうなのか。もし見受けられた場合、そういう場合ってどういうふうに指導しているのかというのが気になるんですけど。
◎
開発指導課長
委員御指摘の内容なんですが、基本的には、今回おっしゃっておられるところというのは、段上の中津浜線沿いに面しているところだと思います。そこに関しましては、内容どおり500平米以内で、高さ的にも問題のないものでしたので、実は、許可というものではなくて、締結というものなんですが、現実、小規模になりますと締結もございません。ただ、受付をさせていただきまして、その内容をもって近隣住民さんに説明してくださいという依頼はしておるんですが、するかしないかは事業主次第となっております。
もう一つ御指摘がありました、後から追加されたものというものが一連のものでありましたら、今度はそれが事業地となりますので、次の開発になりますと500平米以上の案件としてうちは対応するものとなります。
今までそういうふうな事例がなかったのかという御指摘ですが、実は、500平米以上の敷地であったとしても、分割しながら開発の誓約書というのを作って、道をつけて、個々つけている用途地域の敷地面積で分割していって建てていくという方法を取る事業主もおられます。ですので、全体を一つとして、接道する位置指定道路であったりとかを全部造って全てを造るところもあれば、誓約書という考え方をもって、道路をつけて敷地を造っていく、それが完結したらまた道路をつけて造っていくというようなやり方、その二つがございますので、開発をかける、かけないというのは事業主の考え方になります。
以上でございます。
○
大原智 主査
村井課長、一応十分聞こえておりますが、マイクを使って御発言いただければと思います。
◆川村よしと 委員
丁寧な説明ありがとうございます。
ここからは意見、要望だけなんですけど、何が言いたいかというと、割と開発の相談って、我々議員のところに届きがちな案件の一つかと思うんですけど、大体皆さんのところに問い合わせすると、いや、それはルールがこうなっていて、全然マルなんですよみたいな話で、じゃあ、そのように説明しますねみたいな感じのパターンが多いんですけど、今回のケース、僕が今申し上げたケースだと、ルールは確かに守れてはいるんでしょうけど、事業者の方のマナーがよくないという部分がすごく見受けられて、ふだんもちろんされているとは思うんですけど、このマナーの部分に関しても、チラシを二、三枚配って説明終わりとか、それはやめてねというようなぐらいの御案内とかというのは、特に実際に皆さん、現場でおられたら、これは何かひょっとしたら住民の人とトラブっちゃうんじゃないかなみたいな、その辺の感覚って、仕事をしていたら多分おありだと思うんですよ。そういう場面、特にマナーのほうをしっかり徹底していただけるようによろしくお願いします。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
そしたら、市住の管理についてと、市住の整備についてと、卸市についてと、住まい関連推進事業について、4点について一問一答でお願いします。
市住の管理について、先ほどからもお話が出ているんですけど、同じようなところになるかとも思いますけど、
包括外部監査で指摘されているところです。ちょうど私本会議に出られなかったので、どういう話があったのか詳しくは分からないんですけど、読んだ範囲での質問をさせてもらいますね。
まず、市住の駐車場――全部駐車場のことです。過去は、市住の管理運営委員会が共益費と共に駐車場代も集めているというところがあったかと思うんですけど、今でもありますか。お願いします。
◎
住宅管理課長
委員御質問の過去に駐車場代を集めているというのは、基本的にうちが把握している部分ではございません。ただ、そういった形が、過去、うわさではあるんですけど、実態としてはつかめてないんですが、もちろんそういったことがございましたら、こちらも適正に、まさか市の用地で住民がほかの方相手に料金を取っているというのは不届き千万な話なので、その辺はきちんと対処していきたいと考えております。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
突っ込んでうわさでということまで言ってくれて、ありがとうございます。私もうわさで聞いているんですけど、この写真に載っているのが上ケ原七番町及び八番町住宅、ここには、市の敷地を無償でと書いてあるんですけど、うわさでですけど、ここもお金を取っていたんじゃないかというようなうわさを聞いたりもしますが、そんなうわさを聞いたりしますか。
◎
住宅管理課長
すみません、実を言うと
上ケ原八番町については、お金を取っているという話は聞いたことがございません。ただ、おっしゃるように、管理運営委員会等が、あなた、ここに置いたらいいよとか、そういった形の、よく地元に行けば、そういった何号棟の何々というて書いてあるようなものが貼ってあるケースがございましたので、そういったところについては、日常の管理の中で車を撤去してくれというような形での指導を行っております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。うわさということで、そういううわさがあるということですね。
また、上ケ原の指摘されているところで言いますと、これがただやったら、実務上損害額の算定は難しいとしても、理屈上は当然に損害賠償請求可能な案件であると考えられるとなっているんですけど、実際、市に入るはずだったお金が幾ら入らなかったかみたいな概算は分かりますか。
◎
住宅管理課長
実際、上ケ原七番町、八番町につきましては、今1団地、車が100台ほど止まっております。通常、100台の区画であれば、
市営住宅、一般的に駐車場は1万円ほどになるんですけども、ただ、現実的に、あそこの区画に市が設置できるような駐車場か100台できるかというと、そのような形ではございませんので、そういったことも勘案すると、なかなか損害額という形を明確に示すことはできませんけれども、ただ、そういった形のものの実情がある中で、来年度、予算に計上しておりますように、
駐車場整備を含めていち早く解消に向かった形を取っていきたい、このように考えております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
市住の駐車場については、いろいろ我が会派の議員も、ほかの会派も含め、多くの議員さんが指摘してきたところですけど、
包括外部監査で指摘されている分、しっかりと頑張っていただければと思います。
この中でもう一つ、空き駐車場対策。
空き駐車場を見ていて、本当にもったいないと思います。チェーンで入れないようにしていたり、バリカーを組んで止められないようにしていたり、この中でも、周りに貸し出したり、民間業者に入ってもらえばいいというようなことが指摘されてますが、そっちの今後のお考え、よろしくお願いいたします。
◎
住宅調整課長
包括外部監査でも御指摘があったように、有効な活用をということで、ただいま、駐車場のほうですけれども、時間貸しといたしましては、2社に貸し出しまして、5か所――高畑町、西宮浜、高須町、薬師町、田近野町で、予算にも載っておりますように、2,200万円の収入を見込んでおります。
包括外部監査のほうでは、固まった駐車場の空きではなく、一つずつ飛んだ駐車場の活用ということで、駐車場の運営といたしましては、
包括外部監査で提案のあったようなシェアリングのような活用を考えて検討していきたいと思います。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。令和3年度にも、メモるのを忘れましたけど、2か所ぐらい新たにということで、ありがとうございます。
あと、写真が載っていたやつで、甲子園口6丁目のあれが載っていたと思うんですけど、あそこもほんとに無駄だと思うんですけど、あそこの活用法は何か考えていらっしゃいませんか。お願いします。
◎
住宅調整課長
甲子園口6丁目につきまして、令和元年度に、田近野町住宅の駐車場と一緒に公募いたしましたが、田近野町住宅には応札がありましたが、甲子園口6丁目には応札がございませんでした。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
応札がなかったということで、その後、将来、令和3年、4年に何か考えてませんかということなんですけど。
◎
住宅調整課長
甲子園口6丁目につきまして、業者に見てもらいましたところ、
コロナ禍で貸し駐車場経営というのが、新聞にも出ておりましたが、ただいま大赤字の業界になっておりまして、大手の業者なんですけれども、うちとしては余力がないので今は差し控えたいというのと、1か所の駐車場ではなく、複数の駐車場で出していただくとスケールメリットを生かして応札しやすいということで、住宅部としては、令和元年度に一旦5年契約のほうが返ってきますので、そのときに合わせて一括で契約を考えております。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
あと、駐車場がもうかるビジネスじゃないということですけど、使ってなければ1円も入らないわけで、その答弁もどうなのかなと思ったりもしますけど。
ここには出てこないんですけど、甲子園口6丁目は結構でかいので、住んでらっしゃる方で、お車をお持ちじゃない方、でも免許は持っているよという方がやはりいらっしゃると思います。今、タイムズが――名前を言っちゃうとタイムズなんかだと、大体1個は4ドアの小さなファミリータイプの車が借りられるようになっていると。よく見かけますけど、ああいうカーシェアリングを誘致するとか、そんなんはどうでしょうか、考えてませんか。
◎
住宅調整課長
タイムズ等のシェアリング等、一つだけの駐車場の時間貸し駐車場活用を今検討しているところでございます。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。僕が言っているのと違うんじゃないかなと思っていて、シェアリングというのは車をシェアするほうなんですけど、それについては、だからレンタカーですよね、15分幾らとかいうやつ、ああいうのはお考えではないですかということなんですけど、いかがでしょうか。
◎
住宅管理課長
シェアリングの件なんですけれども、そもそも
市営住宅の駐車場につきましては、国のほうから、駐車場自身が共同施設という位置づけの中で、まず大前提が入居者に対する駐車場という位置づけ、こちらについての前提がございます。その中で、委員御指摘のとおり、いろいろな形で空き駐車場が各市町村で目立っております。その中で、いろいろな対策を国なり県なりに求めていっている話になるんですけれども、この空き駐車場を別の用途に使用するがために、目的外使用という許可をまず国から取るという中で、時間貸しというのは今現在認められております。ただ、シェアリングという形になってくると、そこで業をするという形になってくると、国から目的外使用の許可が下りるかどうかというのはかなりハードルが高いところではございますけれども、今後、大阪府、神戸市、いろいろな形でそういったことに取り組もうというふうな動きは見せておりますので、西宮も今後、そういった周辺の市町村を含めた状況を注視しながら、今後も対応していきたいと考えております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
分かりました。ありがとうございます。
おっしゃるとおり、業を営むのはいかがなものかという大本の考えはそうかなとも思います。しかしながら、広い駐車場が空いている、あの様子を見ると、やっぱりもったいないと思う人がたくさんいるということですので、今後も頑張っていただければと思います。
次に、2点目、市住の整備について。
市住の整備、分銅・末広が続いていて、令和3年度に終わりますよ、9月だったかな。城ケ堀までここに書かれていて、その後、先ほどのお話で、江上町ということだけど、
コロナ禍で事業をストップする10の項目に江上町からが入っていたと。
コロナ禍ではありますけど、江上町の後、第2次建替計画によると、伏原町、神原、名次、上ケ原、あと、統廃合で言うと、大社とか
上ケ原八番町、広田町とか書かれているんですけど、全てが終わるのが令和12年度、
コロナ禍でもありますし、もう先過ぎて分かりませんけど、順番とか、令和12年度に終わりそうだとか、そういうのを教えていただけますか。
◎
住宅整備課長
第2次建替計画の
対象住棟に関する御質問だと思いますけども、委員御質問のように、令和12年度に向けて、目標なんですけども、
建て替え事業を進めていこうと考えております。
順番につきましては、
建て替え事業の性質上、やはり早期に受皿住宅といいますか、移転先住宅を整備していくということがございますので、できるだけ高効率といいますか、たくさん住宅が建てられる住棟から建てていきたいというのと、あと古いもの――旧耐震等ですとか、建物の性質上、早期の解消が要るものというものを優先的に
建て替えていきたいというふうに考えております。
申し訳ございませんけども、現段階で全ての住棟の
建て替え順序というのをお示しはできないんですけども、先ほど申しましたような性質をベースにしながら、今現在、順番を検討しておるところでございます。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
建て替えの順番はちょっと言えませんよということなんですけど、この第2次建替計画でも順序は書かれてないんですけど、今のお答えだと、江上の次あたりは神原なのかなとか思ったりするんですけど、江上町の次ぐらいはどこを予定しているぐらいはないといけないんじゃないでしょうか。どこでしょうか。
◎
住宅整備課長
委員御指摘のとおり、全体としては、今、私たちもお示しはできないんですけども、江上町の次あたりは、やはり神原住宅が非常に大きいので、あそこは第2次計画でも最大規模の住宅ということで、受皿、移転先住宅として非常に有力だと考えておりますので、これは早期に着手したいなというふうに考えております。ですけど、江上町住宅の後になるか、もしかするとラップですね、ちょっと並行してやるようなことも、令和12年度という目標がある中で、検討していくべきかなというふうには考えておりますけども、やはり昨今のコロナの影響などもありまして、なかなか12年度に完全に廃止し切るまでというところまでが完了するかというのは、ちょっと今のところ、見込みが完全に立っているわけではございません。ですけども、できるだけ早期に、先ほど申しました旧耐震の解消ですとか、今言われている戸数の削減ですね、そのあたりについても切り込んでいきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
順番はあまり言えないよというのは、住んではる方が、そろそろ出なあかんのかとか、出る時期の不安があったりするからだとは思うんですけど、一応この候補に挙がっているのは――候補に挙がっているというか、
建て替えが来るんですよというのは皆さん御存じなわけですよね。お願いします。
◎
住宅整備課長
建て替えの対象住宅になっている入居者の方におかれましては、個別の御説明まではまだ行っておらなくて、ホームページで公表しておること、それから、ちょっと正確な年数は忘れましたけども、数年前に、
建て替え計画に包含されているという住棟ということで、
市営住宅だよりという年に4回ほど配布している中で、そこの別添ということで、この住棟は
建て替え計画に位置づけされてますよということをお示しはしております。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
分かりました。
令和12年度までの大きな事業であり、お金も大きくつぎ込まれる市の大きな事業ですので、しっかり頑張っていってくださればと思います。それと、市民への周知、よろしくお願いいたします。
次、卸市やったかな。
○
大原智 主査
そうです。
◆花岡ゆたか 委員
卸市についてですけど、年末からかな、年末年始といろいろ急な報告を受け、驚いたりびっくりしたり喜んだりがあったんですけど、令和3年度、どのような動きをされるか、教えてください。
◎
市街地整備課担当課長
昨年は、議会のほうにも大変御迷惑をおかけし、御心配もおかけしたと思います。経緯から説明させていただきますと、12月に東不動産が参加組合員と契約いたしまして、現在、順調に進捗しております。来年度の予定といたしましては、現在権利調整をしている中で、4月の初旬に権利変換計画の縦覧を目標に進めております。予定といたしましては、来年度――令和3年度の6月に権利変換計画の認可、新しい住棟に権利を移す認可を目指して現在進捗しております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
4月、縦覧で、令和3年、この6月に権利変換と。権利変換のところが大きいハードルやと思うんですけど、皆さん、同意なさっているんでしょうか。お願いします。
◎
市街地整備課担当課長
同意といたしましては、100%ではございません。若干、五、六名の方と交渉が難航しております。現在、その難航権利者に個別に当たりながら、縦覧に向けて進んでおります。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
道路を通すであったり、再開発であったり、換地があったりだとか、そういう事業になるともめるのは当然のことなんですけど、五、六件とおっしゃってましたかね、難しいところもあると。しかしながら、進めていかなあかんわけですけど、見通しとしては落ち着くところに落ち着きそうな感じでしょうか。いかがでしょうか。
◎
市街地整備課担当課長
見通しといたしましては、ほぼ100%近い権利者の方が合意している事業でございまして、後の建設工事、周辺の環境整備もございますので、スケジュールどおりに進めたいと思っております。ですので、五、六名の権利者の方がおられるんですが、現在、日に日に進捗している状況でございますので、先ほど申しました工程どおり進めさせていただきたいと考えております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
その方々の同意を得て、しっかりと進めていってほしいと思います。第二庁舎がほぼ出来上がって、その次、このタワーマンションができるというのを、私、大変楽しみにしておりますので、進めていってほしいと思います。
最後、住まい関連推進事業について。
前回、パブコメの結果についての報告があった住マスですね、ここのところについて聞きたいと思うんですけど、住マスが令和3年度から新になるということで、マンションの管理について、大変気になるので聞きたいと思います。
まず、マンションというか集合住宅、市内に何棟、何戸ぐらいあるか把握されてますでしょうか。お願いします。
◎すまい
づくり推進課長
平成29年に高経年マンション実態調査というのを行っておりまして、その時点でのデータになりますが、市内の分譲マンションは、戸数で言いますと5万7,126戸、棟数で言うと1,323棟、以上になります。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
高経年マンションの調査で全部が分かったということで、今、数字を聞きました。そうすると、高経年マンション――高経年というのが30年なのか50年なのか何年なのか分からないんですが、高経年が何年で、その何年を超えているのは何棟か、高経年マンションは何棟か、お願いします。
◎すまい
づくり推進課長
その時点での高経年と定義したのは、築30年を経過したものとしておりまして、1万6,553戸、棟数401棟となっております。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
築30年だったらまだ高経年と言えるのかなというぐらいですけど、マンションね、しっかり管理しないと、私も一般質問で何度かしましたけど、バルコニーの7階部分が全部落ちて、下が公道じゃなく、マンション敷地内だったからよかったよというようなのもあったりということで、管理はしっかりしていかないといけないと思うんですけど、マンション管理組合の組織率、こういったものは市で把握されてますでしょうか。お願いします。
◎すまい
づくり推進課長
その時点――平成29年度の調査時点ですが、マンション管理組合の相当数――管理組合に類似するものも含めまして1,026ありますので、棟数ベースで言いますと約77.5%になります。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
77.5%、高いといえば高いのかもしれないですけど、私もマンションに住んでまして、管理組合がないってどういうことかな、管理組合がなくてどうやってマンションを維持していくのかなと思ったりもします。分譲マンションの場合ですね。
管理組合がないところと、法定の特定建築物の検査の件とか、どうやってやり取りをされるんでしょうか。お願いします。
◎すまい
づくり推進課長
分譲マンションということにはしておりますが、いわゆる区分所有の建物ということになりますので、例えば4戸一の建物のようなもので区分所有であれば、それもここにはカウントされております。そういうところが果たして管理組合という形態を取っておられるかということが一つあるのと、それから、法定点検――建築基準法による届出に関しましては6階以上の建物が対象となっておりますので、6階以上のそういうような大規模な建物については、詳細なデータは今は所持しておりませんが、そこに関してはほぼほぼ管理組合というのは結成されていると判断しております。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
法定点検、6階以上の建物が対象なのでということですけど、私が知っている限りでも、このマンションはどうするのやろうというのが、7階建てで管理組合がないというのがありますので、怖いなと思います。
あと、修繕積立金の考え方、国のマンション修繕積立金に関するガイドラインで言うと、高経年マンションですと大体1平米当たり200円となっているんですけど、私、マンションとか不動産の広告を見るのが好きで、中古のやつをたまに計算してみると、100円とか150円ぐらいが多いんですよね。民間に対してですけど、市は今後助言というか、修繕積立金を上げないと将来ぼろぼろになって危ないですよみたいな、そういうことは行えるんですか、また、行っているんですか、教えてください。
◎すまい
づくり推進課長
これまで市では、マンション管理セミナーというのを行っておりまして、毎年、基礎1回、実務3回の計4回行っているのですが、その中でも、修繕積立金のお話であるとか、管理状態が悪ければどういうふうになっていくかというような啓発は、これは参加者に向けてということと、あとは、その内容についてホームページ等でも公開はしておりますが、一定周知はしてきているものと考えております。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
多分それも、意識の高い方というか、ちゃんと考えてはる方が受講されるんであって、強制的に行きなさいと言えないものだとは思うんですけど、そういったものでしっかりとしたマンションの管理をしていただく、これは、民間の分譲マンションとはいえ、市として大切な仕事だと思います。
それと、高経年マンション――私の住んでいるところで言うと築52年なんですけども、解体の話とかが出てきてます。近隣でつい最近、解体されたマンションもあります。解体して新築。築60年を超すようなマンションは西宮市にはかなり少ないと思うんですけど、もう10年、20年すると、解体のラッシュとは言わないですけど、いろんなところでマンションの解体が始まるかと思いますけど、解体・
建て替えについて、市がそういう何かしら助言をするであるとか、私は解体については条例をつくったほうがいいとか言っているんですけど、アイオンとかでがんがん砕くとなるとすごい騒音が出ますからね。そういった解体・
建て替えに向けて市は何か考えてますか。お願いします。
◎すまい
づくり推進課長
委員御指摘のように、あと10年ほどしますと、先ほど申し上げました高経年マンションというのが、割合で言いますと、戸数で6割弱、棟数で言うと65%以上が高経年マンションに当たるということで、
建て替えとかそのようなことも考えられるということは予想できております。国のほうでマンション建替法というのがございますので、そういうのを活用しながら、今お住まいの方たちがもう一度元の場所で新たな建物を建ててというようなことの助言というのは市としてできると思います。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
今のお話で大きな心配が出てくるのが、昭和48年以降だったらそういうふうに考えられるかなとは思うんですけど、それ以前、都市計画がちゃんとできてなかったときのやつですと、前面道路の幅員だけでばかでかい古いマンションが建ってます。となると、
建て替えると、今が既存不適格だから
建て替えると大きさが3分の1になっちゃうよなんていうのがざらにあるわけです。そういったところに対する考え方、これは民間のやつだからほっとけばいいという話かもしれませんけど、何かお考えはありますか。お願いします。
◎
建築指導課長
先ほどのお話ですが、マンション建替法の中で特例許可の制度がございまして、そちらのほうで容積率の特例制度――許可を受けて従前の規模まで認める、そういう許可の基準は定めております。しかしながら、ほかの日影の規制とか、あと、高度地区の規制とか、そういったところについては特に緩和の措置は現在ございませんので、実質的にはちょっと難しいのかなというところではございます。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
今のマンション建替法は、ちょっと勉強できてなくてすみません。従前の容積そのまま、従前の容積のままいけるということでいいんですか。お願いします。
◎
建築指導課長
マンション建替法の特例許可については総合設計制度を基にやっておりまして、西宮市の許可の基準の中で従前の規模までという上限を定めております。実際には、公開空地等を設ける形で容積率を上げるという形になります。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。公開空地を設けなあかん、総合設計ですよ、そういうのがついてくると思いました。ありがとうございます。
マンションのことばかり聞きましたけど、令和3年度から新しい住マスが始まるということで、初年度の令和3年度からいきなりお金が落ちてスタートするのも何か残念な気がしますけど、こういう時期だから仕方がないのかなとも思ったりします。衣食住というように、生きていくのには欠かせない住宅ですから、官民問わず、市民が安心して暮らせるようによろしくお願いいたします。
以上です。
○やの正史 副主査
6丁目の
市営住宅の件で、花岡委員が質問していただきましたので大体分かったんですけども、あそこの住宅は、もともと10年前ぐらいに私は一般質問しまして、無駄な駐車場ということで、3分の1ぐらいの駐車場を整理、公園のところに移動させて、そこに保育所をつくって、整理したのが今残っているんですけども。質問ではなくて、取りあえず要望、意見なんですけども、残っているところがまだそれでもなおかつ無駄だということで、これもまた2年ぐらい前に私もそのことに対して一般質問したんですけども、その後、考えられるということで、進んでいるのかなと思ったら、やっぱり2年間ぐらいほったらかしみたいな形で、聞いたら、民間に任せてやれば赤字になるかなというようなことを今日答えられていましたので、まあまあそういうことだろうなということを私は一応予想はしていたんですけれども、せっかく空いている駐車場ですので、何らかの形で、いい形で早期に形を示してもらいたいなと思います。これは、ずっとあそこの皆さん、一般の方もあそこの
市営住宅の方も見ておられますので、何とかならんかなということはよく話は聞いておりますので、市民から聞かれた場合は、これこれこうですよということは説明はさせてもらいますけども、民間だったら絶対にあそこまでは放ってはいないだろうなとは感じているんですけども、
市営住宅駐車場も市民の財産ですので、有効に活用していただきますように、これは要望としてよろしくお願いいたします。
以上です。
○
大原智 主査
ほかの方はもう質疑を終えられたということで、意見だけを言われたということで承認します。
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
大原智 主査
河本委員、いかがですか。よろしいですか。
◆河本圭司 委員
はい。
○
大原智 主査
じゃあ、ちょっと私、何点かありますので、主査の職務を交代させていただきます。
○やの正史 副主査
それでは、主査の職を預からせていただきます。
○
大原智 主査
一問一答で簡単に3項目、甲子園駅の
整備事業につきまして、もう一つが住まいづくり推進につきまして、最後に建築確認の承認のそういう事業についてのことで、一問一答で3項目、お願いいたします。
甲子園駅の整備につきましては、先ほど草加委員が具体的に詳しくされておられましたけれども、同様の意見、要望につきましては、私どもの会派におきましても、八代議員、また、町田議員を中心に全力で行わせていただいているところです。
単刀直入にお伺いしますが、特定道路の指定という部分の基準という話が出てきたかと思います。この特定道路の指定について、権限を持っているところはどこでしょうか。
◎
市街地整備課長
最終的には国が指定することになるんですが、それを上げるのは西宮市長でございます。市長が上げないことには特定道路にはならないということになります。
以上でございます。
○
大原智 主査
具体的にもう少し突っ込んでお伺いしますと、その権限を持っているのは
都市局ですか土木局ですか。
◎
市街地整備課長
これについては、
都市計画部、政策局で持っております。
○
大原智 主査
ごめんなさい、ありがとうございました。
別の話になるかもしれませんが、私は、質問のほうでも取り上げさせていただいた、例えば国道43号の
エレベーターを設置するに当たってという部分で、やはり大きな同じ壁がありました。特定道路に指定されていないので国はその基準を認めません。今日の質疑のやり取りにおけば、甲子園のところが特定道路に指定されていないので、県は基準に満たないのでお金を出しませんというふうな趣旨があったと思います。要は、今日やり取りさせていただきましたとおり、そのことで動くのは市になるわけですね。そこはもう一度確認させていただきたいんですけれども。
◎
市街地整備課長
そのとおりでございます。
○
大原智 主査
ありがとうございます。
であれば、お互いにやり取りを、あっちにボールを投げたり、こっちが受けたりとかという状況が続いているという部分については、金額として1,000万円という部分も具体的に挙がっておりましたけども、この状況を見れば、市民の皆様方は、ボールがこちらに投げられているにもかかわらず、市の皆さんはやる気がないのではないかというような判断をされてもおかしくないというふうに私は思います。ですので、要は、特定道路の指定をするために、例えばA地点からB地点に行っていただくとかというルートが設定されていなくちゃいけないとかという、昔あったそういう基準とかという部分については、今はかなり緩和されているというふうに聞いておりますので、どうかしっかりと、いよいよ全庁挙げてという形になると思いますので、
都市局は政策局にしっかりと働きかけていただく、また、市長に働きかけていただくということも、局長を含め、どうか前に進めていただくように、やる気を見せていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
この点については以上です。
次に、二つ目、すまいづくり推進課が御担当しておられるマスタープランの中に出てくる話なんですけれども、いわゆるエンディングノートの作成を今後そういう形で所管をされて進めていこうとされていると思います。これが、もう一度確認ですけれども、具体的にどのような記載がされて、どのような形で市民が活用するという形で作成されようとしているのか、そこをもう一度お答えください。
◎すまい
づくり推進課長
エンディングノートに関しましては、まず、事前に健康福祉局のほうで、在宅医療の方向けにということでエンディングノートに近いものをつくられております。政策局のほうにも一応中に入ってもらいまして、庁内でいろんなエンディングノートが乱発しないようにという調整をまずさせていただいております。その上で、例えば市販のエンディングノートであれば、一から十までと言いますか、すごく多い項目があるんですが、今回我々
都市局のほうで考えておりますのは、空き家の処分であるとか、そういうことに中心軸を置いたエンディングノートということで考えております。
なお、できるだけ体裁を、先に出ております健康福祉局のものと、例えばサイズ感であるとか、そういうのを合わせまして、今後、政策局が音頭を取りながら、エンディングノートを他局でもつくる場合は、例えばそれが市民のニーズによって在宅医療のと空き家のものが必要である方はその2冊をそろえていただく、いやいや、空き家のやつだけでいいよという場合は空き家だけを所持していただく、そんなやり方ができたらいいなということで調整しております。
以上です。
○
大原智 主査
詳細にお答えいただきまして、ありがとうございました。
一定整理をされて、市民の方にとって負担にならないような形で、サイズを合わせたりとかという調整は事前に行われたという形の御答弁でした。
ここで局長にお伺いしてよろしいでしょうか。
要は、乱発しないようにという形で、今、課長から御答弁いただいたわけですけれども、事実上、既に二つのものが出来上がろうとしています。健康福祉局のほうにつきましては、在宅生活という部分を中心に当然書かれていると思いますので、そうなってくると、今後、例えば財産管理においてほかの局がエンディングノートをつくろうとか、あるいはほかの項目によってそういうものをつくろうとかという部署が出てくる可能性というのは十分あると思うんですが、それは、今おっしゃったような形で、必要なものを市民が取ればいいとかというんじゃなくて、皆さん、多分市民は必要だと思うんですね。そしたら、3冊、4冊、5冊というふうに同じようなものを自身が持たなくちゃいけないということになると思うんですが、そのあたりは、横串を刺すという状況ではどんな調整が行われたんでしょうか。
◎
都市局長
エンディングノートにつきましては、まだ始まったところで、まさしく住まいを中心にエンディングノートをこれからつくっていこうというところですので、具体的に細かく横串をどういうふうにしていこうかとか、そういったところまでは、はっきり言ってまだ議論はそこまでは進んでない状態でございますけれども、これだけ複雑ないろんな状況が重なっておりますので、必ず情報共有しながら進め方については決めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○
大原智 主査
ありがとうございました。
今の段階でそれを無駄というふうに決めつけるのは時期尚早だというふうにこちらも理解しております。ただ、そういうことで不安はありますよという部分は十分受け止めていただきながら、今後、しっかりと全庁挙げてこの件については議論を続けていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
最後に、建築確認の絡みの話なんですが、要は、普通、建物を建てるとかという場合については、当然、建築確認申請という部分を終えて、そのことを進めていかれるかと思うんですが、時によっては、建築確認書どおりに建っていないケースがあるかと思います。例えば6階建てという形で申請していたにもかかわらず7階建てになっていたりとか、あるいはいろんなほかのケースが考えられたりする場合があるかと思うんですが、そのことで施主さんのほうに強制的に指導ができる場合とできない場合があるというふうに聞いております。そのあたりを少し具体的に説明いただけますでしょうか。
◎
建築指導課長
先ほどのお話ですけども、状況によって、まず違反の内容がどういう内容なのかとか、そういった内容によって、それが例えば重大な違反であるというふうに判断されれば、こちらのほうから段階を踏んで命令等をやっていくというふうな形にはなります。
以上です。
○
大原智 主査
もう少し詳しく教えていただきたいんですが、命令を出せるケースとそうでないケースというのは、じゃあ具体的にはどういうことでしょうか。
◎
建築指導課長
命令が出せるケースと出せないケースということなんですけども、まず、命令が出せるというものにつきましては、明らかな違反であったりとか、そういったものについては命令等をすることができると思っております。ただ、実際に、例えば長い間使用していて、もう何年もたっているようなものに対してできるかというところになりますと、なかなか難しいのではないかと判断しております。
以上です。
○
大原智 主査
そしたら、こちらから逆に具体的な質問させていただきますが、例えば建屋自体はそのとおり建っている、でも、実際に使われている中身が違う、いわゆる目的外使用が行われている場合は具体的にどうなりますか。
◎
建築指導課長
目的外使用ですね、要は、建物は触らずに別の用途に使用しているようなケースというのは、まず、実態を把握するのがかなり困難な状況ではございます。立入検査等を行った上で内容を確認するという作業が必要にはなるんですけども、実際にそれを例えば使用禁止とか、そういったケースもこちらのほうからアクションを起こすことにはなるんですけども、なかなか正直言いまして、要は使い方を変えるということになりますので、例えば建物を減築するとか、そういったものであれば目に見えて改善は分かるのですけども、使用している状況は、こちらのほうで問題があるというところで、そこを指摘とか命令とかそういったところはやるのはやるんですけども、実態として改善がなかなかされないというふうなケースはたまにはあるというふうには聞いております。
以上です。
○
大原智 主査
近年、そういう形で具体的にいろんな相談があったとか、こういうふうに対応したという事例はありますでしょうか。
◎
建築指導課長
近年ですか、相談というのは、近隣からの問合せとかがあってとかいうことだとは思うんですけども、近年でもそういったケースの相談は受けております。
以上です。
○
大原智 主査
その際に当局はどのように動かれるんでしょうか。
◎
建築指導課長
そういった場合につきましては、まず、現地のほうを確認させていただきます。現地の状況が分からないようなケースもあったりとかするんですけども、現地を確認して、もしその状況が分かれば、まず、建築基準法に抵触してますよとか、そういったことを所有者の方にお知らせして、そこから改善に向けて是正指導のほうを始めていくということになります。
以上です。
○
大原智 主査
ありがとうございました。
もう質問はここで止めます。
私もそういう具体的な事例は知ってますし、聞いております。要は、ここからが皆様のある意味力の見せどころになるのではないかというふうに思います。具体的に法的な部分の規定があったりして、強制執行されるとか、そういう命令を動かせるときはそうかもしれませんけれども、そうじゃない場合につきましては、皆さんには指導する権限しか残っていない、そうなると、げたを相手側に預けられる、ある意味、時には悪質な方もおられるでしょうけども、そういう方になったときに、一番困っている、一番悩んでいるのは現場の地域の住民の方々というのは当たり前の話なので、その方々自身がどうしてくれるんだというようないろんな部分の相談を受けておられると思いますけれども、そこで御自身だけで抱え込むのではなくて、いろんな知恵を使っていただきながら解決に動くという部分が皆様に求められていることだと思いますので、今後、そういう形でしっかりまた取り組んでいただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
具体的な事例とかは、また別の場所で話をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上、終わります。
○やの正史 副主査
主査の職務を戻させていただきます。
○
大原智 主査
主査の職務に戻ります。
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
大原智 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は後日一括して行います。
次に、議案第306号令和3年度西宮市
公共用地買収事業特別会計予算のうち
都市局分を議題とします。
当局の説明は
資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
大原智 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は後日一括して行います。
以上で本日の日程は終了いたしました。
ここで、この3月末をもって退職される方がいらっしゃいますので、一言御挨拶を頂ければと思います。
私から紹介させていただきます。
溝口
都市総括室長。
◎
都市総括室長
私、35年間、西宮市にお世話になりました。そのうち、大半を復興局も含めて
都市局で従事させていただきました。課長になってから以降は、11年、こういった委員会にも参加させていただきました。新人のときに研修などでよく市は議会と行政の両輪で動いているんだよというのを教えてもいただきました。実際、こういう場に参加させていただいて、御意見を頂きながら、アクセル、ブレーキを踏みつつ進んでいるんだなというのも実感いたしました。本当に貴重な経験もさせていただきました。勉強にもなりました。本当にありがとうございます。
まだコロナの影響も続くかと思いますけども、皆様方、どうかお体に気をつけられて、御自愛いただきたいと思っております。
長い間、ありがとうございました。(拍手)
○
大原智 主査
もうお一方おられます。吹田建築・
開発指導部長。
◎建築・
開発指導部長
御挨拶の時間を頂きましたので、少しだけしゃべらせていただきます。
私は、平成20年に
開発審査課長に就任いたしまして、11年間、そのままおりまして、平成31年から現職を2年間ということで、13年間、この委員会に出席させていただきました。
この間、様々な案件を御審議いただきましたけども、その中で一番印象深いというか、私、開発審査に11年間いた中で、その大半というかほとんどでやってきた事業があるんですけども、平成29年に実施いたしました花の峯ののり面の耐震補強工事でございます。この工事といいますのは、当時、29年12月に大幅な増額変更とか繰越しとかいうのをこの委員会で御承認いただきまして、何とか平成30年に完成させたというような案件なんですけども、実はこの工事といいますのは、宅地地盤に対して大地震が発生したときの危険を予測して事前に対策を行うという工事でございまして、実はそういうものに対して、今、日本中の自治体が頭を抱えているという状況があるものです。西宮市におきましては、私が就任しました平成20年からこの事業に取りかかりまして、11年間で何とか事業を完了させることができましたので、それで私も一番心に残っているものなんですけども、もともとこの事業自体が、仁川百合野町で34名もの市民の方が一度に亡くなられるというところがきっかけになってできた事業ですので、その西宮市でこの事業を一応完了させることができたということは、大変意義のあったことではないかと、私自身、考えているところでございます。
その事業を完遂させていただけたというのも、議会のほうで御承認いただけたことがあったからだということで、感謝の気持ちがありますので、お礼申し上げたいと思います。
ほかにも、開発案件でいろいろとお叱りを受けることも多々ございましたけれども、何とか自分なりに一生懸命13年間頑張ってこれたのではないかと思っております。長いようで短い13年間でございましたけども、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
簡単ではございますが、以上でございます。(拍手)
○
大原智 主査
お二方、どうもありがとうございました。少しでも御功労に報わせていただきたいと思いますので、正副主査の判断で
分科会の中で御挨拶をしていただく形とさせていただきました。本当に皆さん、ありがとうございました。
なお、明日17日午前10時に
分科会を再開しますので、定刻御参集くださいますよう、よろしくお願いいたします。
これをもって本日の
分科会を散会いたします。
ありがとうございました。
(午前11時55分散会)...